センター長ブログ

一般社団法人審査センターのセンター長ブログです。
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Renewal part 4
 

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リニューアル 第4

 「自主規制」について書いていたら、どうも審査センターの話になってしまい、リニューアルしたこのブログも相変わらずだなぁ、と言われてしまいそうです。

 

 といことで、月目標の発表で1週間空いてしまいましたが、「自主規制」復活第1弾としてまた思いをツラツラと。

 

 話は戦争中に飛びます。

 その頃、軍は国民の士気向上を図るために、積極的にメディアを利用しました。報道だったり(報道統制)、ラジオだったり、そして映画も大いに利用されたのです。日本の戦果を過分に知らしめることで、戦意を煽ったのでしょう。

 

 ナチスドイツもヒットラーが盛んにメディアを利用し、国民をナチス一色にし、反対する者たちを弾圧していくのです。ベルリンオリンピックが戦意昂揚に利用されたという話は、最近そこかしこで読んだり聞いたりします。

 

 イタリアのムッソリーニもそうだったんでしょう。権力者は必ず同じような手法で国民を統制しようとするのです。

 

 日本に戻ります。映像作者は軍部に取り込まれ、国威高揚の映像を制作します。それを各地で上映し、戦意を煽ります。これぞ映像による統制です。情報もしっかりと統制され、そこかしこに特高が暗躍し、自由な活動というものが一切できない状況だったと思います。

 

 そんな時代に、ものを作る創造者たちは、忸怩たる思いで、意に反したもの作りを強いられたのです。すべてが国のために、すべてが戦争のために…。

 

 終戦後、一気に価値観が変わります。米軍占領下といえど、自由なもの作りができるような時代に入ります。今までの欝憤を晴らすかの如く、自由闊達さを取り戻したのです。つまり、ようやく「検閲」の時代に終止符が打たれたのです。

 

 映像界においても、物資は不足してましたが、作品がどんどん生まれてきます。映画は国民的な娯楽となり、意欲的な作品がどんどん出てきて隆盛を極めつつありました。そんな最中にできたのが映像倫理委員会、通称、映倫です。

 

 創造の自由を実現しつつある、しかし自由には責任が伴う。もう二度と国家が創造物に関与するような悲劇はいらない。であるなら、自分たちで「自主規制」というものを行い、責任を果たすことが映像界にとり最善ではないか。このように考えられたのではないでしょうか。これはあくまで筆者の推論にすぎません。しかし、多くの人の話を聞き、書物等で読んだりして、導き出した答えなのです。

 

 1949年、今から60年以上も前のことです。大手映画会社が連帯して発足させ、初代のトップには学者が、委員には第三者有識者がなり、自主規制審査団体として船出をしました。(発足後10年くらいで見直しがあり、昭和30年代に組織替えをして今の映倫になったというお話も聞きました)

 

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